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〜新発田川を愛する会「アヤメ学習会」〜 |
*いずれ菖蒲か杜若* |
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11月14日(日)、『あやめ学習会〜いずれ菖蒲か杜若〜』が開催されました。
この講習会は、「“汚い川”のレッテルを貼られた新発田川をきれいにするため、現在の新発田川にも目を向けてもらいたい」と今年から新発田川にアヤメを植える活動を開始した『新発田川を愛する会』が、新潟県立植物園の片山芳宣さんを講師に、新発田の市花にもなっているアヤメについて、もっと詳しく知ろうと呼びかけて開催したものです。
それでは、講習会で教わった『菖蒲』の見分け方を少しだけ紹介させていただきます。
☆菖蒲と花菖蒲と杜若の違い
『アヤメは水辺に咲く美しい花』という印象がありますが、実はこれは大きな間違いです。また、全国的に『アヤメ祭り』や『アヤメ園』で鑑賞される花の多くは、「ハナショウブ」の場合が多いようです。それでは、それぞれの違いについて紹介します。 |
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注記:@、D、Hは基本色。但し、現在では改良により多彩な色がある。ハナショウブ(花菖蒲)はノハナショウブ(野花菖蒲)の改良種 |
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アヤメ科の植物の主体は、中央アジアの乾燥地帯に分布し、日本でもアヤメは山地の日の良く当たる草地などに群生しています。これに対して、カキツバタやハナショウブは湿地や沼地に多く見られます。ショウブとアヤメは同じ漢字を用いますが、同じ花だと思っていませんか? 実は、ショウブは里芋科の植物で、ガマの穂に似た花穂を付けるんですよ。
☆アヤメの名称の由来
アヤメの花の特徴を紹介しましたが、アヤメは外花被(一番外側の大きな花びら)の網目模様から『文目(あやめ)』と呼ばれているそうです。また、昔からアヤメとショウブが漢字を共有して混同されてきたのは、『端午の節句』を中国から日本に導入した際、里芋科のショウブ「白蒲」を「菖蒲」と間違えて記述したことに端を発しているそうです。
また、ショウブに似て美しい花の咲く草という意で名付けられたハナショウブを漢字名では「花菖蒲」と書くのだということでした。なるほど、とても面白いですね。
日頃、目にしていた『アヤメ』は『ハナショウブ』だったかもしれません。来年『菖蒲』を愛でるときには、花びらの網目(文目)模様や葉っぱの特徴、咲いている場所の状況(乾燥した土地か水辺か)などに注意しながら見てみてはいかがでしょうか?
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04/11/18掲載
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