第2回 加治川の恵みワークショップ
加治川の恵みを楽しむ方法を考えよう!

 8月22日(日)、「長堤十里加治川の桜みち整備計画」の概要説明を兼ねた第2回目のワークショップが開催され、加治川流域に在住する約25名の方々が参加しました。
 このWS(ワークッショップ)は、新発田地域振興局が主体となって行っている、加治川の恵み事業の一環として企画されたもので、今年は5回のWSを積み重ねながら、加治川の恵みを利用して、加治川に親しんだり、活用していくための基本構想を策定していくもの。
 まず最初に前回のWSの結果をふり返って、今日のWSの論点が整理された後、地域振興局から「長堤十里加治川の桜みち整備計画」の概要が説明されました。
 「長堤十里加治川の桜みち整備計画」は、JR羽越線との交差地点から下流の紫雲寺橋までの両岸の管理用通路を散策路として整備していくもので、整備後は、歩行者やサイクリングの利用者を優先させ、一般自動車の進入を制限していきたいと考えているが、整備計画については現在も検討中であり、車の進入に関しても賛否両論あると思うので、これからのWSでどんな整備が良いのか、整備後はどんな使われ方が出来るかなど、いろいろな意見をだして欲しい、とのことでした。
 続くWSでは、@上流部での親水イベントについて A桜堤の活用方法について B高水敷の活用方法について C「長堤十里 加治川の桜みち」の活用について の4つのグループに分かれて話し合いが行われ、その結果がみんなの前で発表されました。
 各グループごとにたくさんの意見がだされましたが、基本的な考え方としては「今ある加治川の自然環境を大切にしていきたい」「加治川を知り、加治川を楽しむことが、今の加治川を守り、育んでいくことにつながる」といった内容が多かったように思います。

 また、これまでの行政主導による一時的な集客を重視したイベントから、住民(主催者)自らが楽しみながら継続していけるようなイベント、最初は小さくても参加者がリピーターとなり、輪が広がっていくようなイベントを目指していく必要があるのではないか、各自治体や加治川沿線で開催されるイベントが連携するだけでも流域間の交流が促進されるのでは?など、イベントそのもののあり方に対する意見も多く出されていました。
 この後も3回のWSが予定されています。今後は、もっと多くの方々に参加いただき、加治川を守り、育んでいくための活動の輪が広がっていくことを期待しています。 

関連HP 加治川の恵みワークショップ News 2号

04/8/23掲載