植物の宝庫『五十公野公園』を歩いて

五十公野公園を紹介する:植木さん
5月9日(日)、五十公野公園で植物観察会が行われました。今回の観察会は『少数でゆっくり観察してみたい』という要望から、あまり大きく宣伝をせずに、新潟日報「緑の守り人」やインターネットを中心に参加者を募集しました。参加したのはネットの会員6名と、一般参加者6名の計12名。
これまでの植物観察会は子供たち向けの自然体験型観察会であったため、一般の人たちとの観察会は今回が初めての試み。最初に若月理事長から「五十公野公園をゆっくり歩き、楽しい観察会にしましょう」と挨拶があり、つづいて植木さんから行程などの説明を受けて、観察会への出発となりました。

造園種のスミレがなぜ? 図鑑に出ていないね
山林部にたくさんの種があります 湿原地帯にも多くの種があります

最初、参加者一行は升潟の裏山(キャンプ場)方面をめざして移動しました。アスレチック広場周辺で花びらの大きなスミレを見つけ、「在来のスミレと違うね?」の声に「誰かが持ち込んだのかな?」と植木さんが答えていました。また、『スイバ』や『クワ』を見つけては、昔、子供の頃には学校帰りに食べたのもだと懐かしそうに口にする人もありました。
五十公野公園には日常食卓にあがる山菜も多く、『タラの芽』『コシアブラ』『アケビの蔓』『ワラビ』『ゼンマイ』などがいたるところで見られました。これらの植物から里山の動植物の多様性を実感し、最後に湿原地帯の木道で、『ミツガシワ』などのかわいい花を愛でながら復路につきました。
5月のすがすがしい気候の中、私たちの他にも、遊具で遊ぶ人たちやマス潟周辺でジョギング、散歩、魚釣りをする人など、たくさんの人たちが五十公野公園を訪れていました。
 植物の宝庫であり、市民の憩いの場でもある『五十公野公園』をまた満喫しに来たいものです。

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04/ 5/10掲載