「道徳の授業」ゲストティーチャー

 2月13日(金)、藤田利昭さんに加治川小学校においでいただき、ゲストティーチャーという形で、総合学習とリンクした4年生の道徳の授業に入っていただきました。
授業の中では、「漂流ゴミのゆくえ」という資料を扱い、海を汚すだけではなく、自然界の生き物の命までをも奪っている漂流ゴミについて子供たちが深く考えました。

 藤田さんからはその終末部分で、子供たちの前に立っていただき、「人間も自然界の一員であり、自然を壊すことができるのも、自然を守ることができるのも『人間』だけである。」ということをお話ししていただきました。お話の中には、藤田さんご自身が経験されたことや、海、川、森の自然界のつながり等も交えて語っていただき、子供たちも目を輝かせて聞き入っていました。
 藤田さんには、9月5日に行った地域の川の水生生物調査でもお世話になっており、子供たちは、「自然に詳しい先生」として大変信頼を寄せています。あることに秀でた人の言葉は、担任の語りとは、また違った形で子供の心に染みていきます。
 道徳という教科の特性から、全ての子供に即、実践力が身に付いたかというと、そうもいきませんが、少なくともこの授業を通して、子供たち一人一人が「今ある自然を守り続けていきたい。」ということを考えてくれたことは間違いありません。
加治川小学校 4年担任

04/ 3/31掲載