「加治川の恵みを知る」事業

すてきな加治川を再認識

新発田地域振興事務所、宮里さんのあいさつ
 9月6日、新発田地域振興事務所の主催による加治川村立中川小学校の学童を対象とした「加治川の恵みを知る」事業が開催され、催しの運営と水生生物調査を加治川ネット21が担当させて頂きました。
 朝の空模様は、前線の影響で小雨でした。この事業は、7月26日に開催が予定でされていましたが、台風の影響で加治川が増水したため中止となった経緯もあり、また雨かと少々不安もありましたが、天候が持ち直し、中川地区公民館で学童15名とサポーター20名で無事開催することができました。
 最初に新発田振興事務所の宮里さんから挨拶があり、続いて藤田さんによる新発田地域で見られる水性生物の説明が行われました。生物について学んだ後、すぐに加治川本線と坂井川、姫田川と3コースに分かれて調査に向かいました。
 
加治川流域を調査したメンバー
加治川本線:唐木沢・須藤班 姫田川:藤田班 坂井川:樋口班

自分たちの調査してきた川を全員に発表しました。 生き物についてまとめがありました。
 各班調査が終わって中川地区公会堂に集合したのは12時過ぎ。加治川ネット21会員のお母さん方の作ってくれた豚汁に参加者全員で舌鼓をうちました。ご飯を食べた後は、捕獲した生物を各コースに参加した人たちに分かれてとりまとめ、班ごとに発表して加治川流域全体の生物を確認しました。
 今回の生物調査では雨の影響で増水し、川水は濁り、全河川とも本来いるはずの生物を捕獲することは困難であり、代わりに農業用水などに場所を変えて採取したため、きれいな水にすむ生き物からきたない水にすむ生き物までいろいろな水質の生き物が捕獲されました。

「加治川の恵み」参加者の記念写真。はいポーズ!
 各班からの発表終了後、藤田さんから自然環境での浄化システムを支える食物連鎖の話や魚の話、トンボの不思議、カゲロウについてお話がありました。
 参加した子供たちは、藤田さんをはじめ新潟県水産課サポーターのみなさんの話に頷いたり、生き物にさわったりとたのしい一日になりました。

 また、今回の事業でお世話になった新潟県農林水産部水産課の藤田さん、樋口さん、唐木沢さん、須藤さんありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。 

03/09/19掲載