新潟県民文化祭2003 ホトケドジョウは人気者!!

報 告  若 月 学

県民文化祭会場:朱鷺メッセ
 台風の影響が心配される中「新潟県民文化祭2003」山形・福島・新潟三県の文化交流展が8月9日及び10日の両日、新潟市:朱鷺メッセにおいて開催されました。加治川ネット21が、NPO法人として初めて参加する大きな催しです。
 今回のコンセプトは、水辺の大楽校「ぼくらの加治川探検!!」の報告。会場には、ホトケドジョウ水槽、タナゴ、タモロコなどの水槽、イシガメ水槽、ミニビオトープメダカ池のミニチュア水槽、イモリ水槽と様々な水の中の生き物を展示しました。
 開催初日は台風10号が新潟を通過するとの情報で、早い時間での一般来場者が比較的多く、翌日は日曜日とイベント本番らしく、舞台で子供たちのダンスや新潟各地の祭典が催されていたこともあって多くの家族連れが来場しました。
 加治川ネット21のブースは子供たちやお年寄りはもとより若者のカップルに大流行で、ホトケドジョウは底地に居ることなく水草の葉の上や根の部分に隠れ、なかなか見つけることが難しく、説明を要する必要があると同時に観る人の関心をそそるモノで、スタッフは声を嗄らして説明に当たりました。
ミニビオトープを展示、生態系について説明
 来てくれた人たちの感想では、お年寄りの方々は「昔はどこにも居たもんだが、最近は全然見なくなり、今日見ることが出来て本当に懐かしい」「新発田は自然豊かなんですね」と感心していきました。福島の人からは「うちの町(喜多方市)では”とげっちょ”(イバラトミヨ)の大きな保全池を造り保護している。うち(喜多方の総合体育館)の池を見てくれ、そこではたくさん繁殖しているよ」とお誘いを受けました。子供たちからは「総合学習でいまやっているよ。学校でもメダカを飼っているよ。メダカの住める小川が大切なんだよね」など、学習の成果が少しかいま見られました。また、東京からの帰省で立ち寄ってくれた少年は、目を丸くしていろいろな魚に見入ったあと「加治川ネット21のいろいろなの行事に参加したいな〜」と心残りげに去りました。

婚姻色が鮮やかなタイリクバラタナゴ♂
 今回、加治川ネット21ブースではこれといった販売物が無く、来客者が殺到することはありませんでしたが、多くの子供たちが生き物たちに見入ってくれたことは喜ばしいことです。また、新潟県内外の方々に些少なりとも加治川ネット21を知って頂けたことは大きな成果であったように思えます。最後に、子供たちからたくさんのカンパをいただいたことに御礼を申し上げます。ありがとうございました。

03/08/15掲載