佐々木地区「生き物調査ワークショップ」の報告

  報 告 渡 辺 利 道

7月19日午前9時30分より、佐々木コミュニティセンターで古太田川をテーマにした講演会が行われ、地域住民約50名が参加しました。

若月さんから生物多様性国家戦略の話。

今回の講演会は佐々木地区コミュニティーの依頼を受けて、今後整備が予定されている古太田川の現状と整備の考え方について、加治川ネットが講師と言う形でおこなわれました。会からは、若月、永野、遠藤、植木、渡辺、藤田、田代、7人が参加しました。

はじめに若月理事長より、河川や水路の整備に環境に配慮することが盛り込まれた事や、自然界の生態系を守る事が地域の魅力の創出につながることなどを、本人、扁桃腺を腫らして熱っぽい事もあり、本当に熱っぽく語ってもらいました。

永野さんより都市河川の弊害について

 続いて、永野理事より写真を使って古太田川の現状と、豊栄、新潟の水路整備の現状を比較しながら、古太田川は、集落内の川に下りる階段の整備状況から今も生活の中に生きづいており、人々は川と上手に付き合っている。この川は水面と宅地の高低差が少なく、護岸も自然護岸が多いためフェンスの設置の必要がなく、水草等により水質も他の地区より良い様に感じられる。新潟や豊栄では鉄やコンクリートによる護岸や水路の3面コンクリート化により人や生き物が川に近づけないようになっており、トノサマガエルと言った昔どこにでもいた生き物がいなくなっている。古太田は他の地域ではなくなってしまったすばらしい環境が残されており、自分たちの生活のため整備すべき所と、自然のまま残すべき所を区分し、整備して欲しい。子供が網を持って魚を捕まえる事のできる水辺環境を残して欲しいという思いが伝わってきました。

今回の講演会を通じて、古太田川のすばらしさが再認識できたのではないかと思います。

佐々木地区コミニュティーセンターにて講演会の模様

03/07/22掲載