夢の森創造プロジェクト
  「ぼくらの里山づくり大作戦!」の企画(案)
  主催 加治川ネット21

会議の要旨

 新発田市の管理下にある新発田市中央公園をフィールドにして生物観察、植物観察を行うフィールドとして、数年間に渡り新発田市から水辺広場を借り受け加治川ネット21で管理運営をしようと考えています。今回はテストケースということで新発田市に申請します。

企画概要
活動目的

里山の生活によって育まれていた子供たちの豊かな感性や生命力、人々が支えてきた地域の豊かな自然環境をモデルに、新発田市の中心に位置する中央公園内の水辺を利用して、子供たちが営む小さな里山を創造する。なお、子供たち自らが考え実践することにより、施設に対する継続的な関わり(維持管理)が促進されます。
また、子供たちはこれらの活動を通して自然生態系の仕組みや生物の多様さを学び、地域環境に対する意識の高揚が図られます。

実施場所の概要

新発田市カルチャーセンター内中央公園のふれあい広場は、子供たちに自然環境とふれあえる環境を提供するために平成13年に整備されました。
広場内には水辺の他に、まるで里山をイメージしたような小高い丘が造成され四季折々に咲く花や実をつける樹木が数多く植栽されています。これらの植物は里山(雑木林)でみられる植物も多く花や実を求めて集まる野鳥や昆虫もみることができます。
また、子供たちの手によって持ち寄られて放流された生き物たち(金魚、アブラハヤ、ザリガニ、タニシ、カワニナなど)も多く、子供たちが小さな生き物を追いかけている姿も見られます。
また、マツモムシやトンボ、カエルなども確認されています。
今後これらが確実に生息し続けていくために、また、よりたくさんの種類の動植物とのふれあいを促進するためには、水辺環境の充実が求められます。
また、この限られた水辺環境を水生生物にとってより良い生息環境として維持していくためには日常的な管理(ゴミ拾いや水草狩り、定期的な水質の確認など)の継続が必要です。

活動内容

@中央公園の水辺の現状を調べる。
 中央公園の水辺の現状を知るために、水質調査(パックテスト) や動植物調査を行う。また、中央公園の水辺と加治川、五十公野公園との違いを知る。
A豊かな自然環境と生態系について学ぶ。
 スキップメイト「ぼくらは五十公野探検隊!!」に参加し、水辺における動植物の調査・観察をとおして生態系について知る。

B水辺環境について考える。
 「探検隊!!」をとおして、学んだ水辺環境を参考に中央公園の水辺はどんな水辺がいいのか考える。(ワークショップ形式)
また、生き物にやさしい水辺にするためには何が必要か考える。
C中央公園の水辺の植栽と管理を実践
 楽しい水辺とは?
(生き物がたくさんいる水辺)
  ↓
 棲みやすい環境を整える
(日陰や隠れ家となる水際の植物や水草、抽水植物の植栽を行う)
  ↓
 維持管理を行う
(棲みやすい環境を維持するため、定期的な管理を実施する)


期待される効果
コミュニケーションの促進と環境に対する意識の高揚が図られる。
子供たちによる自主的かつ継続的な管理が行われる。

  03/03/18掲載