加治川さくら堤クリーンαウォーキング
文 責  相 馬 広 治
さくらを眺めウォーキング
 4月になると桜の季節に合わせた各種の行事がいっせいに行われるがだいたい桜の咲いている時期にそれを合わせることは難しいのが通例である。
そんな中で、例年になく桜前線の北上が早い中で今回の「加治川桜を愛する会 」らの主催での4月14日(日)加治川 クリーンαウォーキングが行われた。参加者は市内の各小学校からの児童やボランティアの主婦、市役所の人々等総勢60人程がマイクロバスに乗って第二頭首工脇に集結した。
加治川の堤には植樹時期の早かった桜が幹の直径で20p以上有りそこそこにその樹形もできつつあった。土手の両堤には散りゆく桜がつらなりその桜吹雪の中での作業となった。主催者は、あまりゴミ拾いばかりに精をださず、桜の景色も眺めてウォ
拾い集められたゴミの山
ーキングを楽しんでほしいということでした。土手の斜面はまだ草丈も高くないのでゴミそんなに捨てられていないようにも思われた。それでも拾い集めて行くとすぐに袋の中がゴミであふれて何度もゴミ袋の交換とあいなった。古タイヤなどの大型のゴミも結構捨てられていて毎度のことながらそのマナーの悪さを思った。集められた大小のゴミは、結局小型トラックで往復数回分となった。ほどよく2時間くらいの作業を終え、桜大橋のたもとに再び集合して中央高校の吹奏楽団の演奏や子供らと一緒に歌を唄い互いの労をねぎらった。主催者側の一人で作詞家のたかたかし氏の挨拶もあり子供たちを前に受け継がれていく桜への思いを熱く述べてくれた。この後の昼食では、桜祭りが行われていたカルチャ
長い距離のゴミ拾い、ご苦労さまです。
ーセンターでトン汁が振舞われた。適度の労働の後のトン汁はまた格別においしく、何杯もおかわりをしたのは言うまでもない。
残雪にかすむ二王子山と加治川の水面と桜の帯は、かかる橋の上から眺めれば、20年後は今よりもっと絵になる景色になるだろうと、そのことをたくさんの市民に知ってもらえるようにと、今後も今日のような行事の参加の輪の広がりを期待するところである。