………… おいたまサロンとの交流 …………

                            文責 渡邊秀美

梅雨入りになった6月13日は、天気に恵まれ我が調査隊5人(若月、小柳、篠田、渡辺、

渡邊()は意気軒昂として出発し、米沢市の「NPOおいたまサロン」へ行ってきまし

た。快晴だったら西に飯豊連峰、南に吾妻連峰が見渡せるのですが残念。暫くぶりに米沢
に行く道中、道の整備は進んでいる感を持ちながらドライブを楽しみました。米沢市内に

入り、大沼デパートを目印に「おいたまサロン」を探したところ以外と分かり易い場所に
あり、早速直行しました。

事務所は、中心部にあった空き店舗をリースしてサロン化しており、さすがNPOだなと思
いました。お会いしたのは、建設業社長の竹田さん、「おきたまラジオの会」代表の山口さ
ん、事務局長の小出さんの3人です。スタッフは7人で、その内2人は常勤で竹田さん、小
出さんのお二人です。サロンには8団体加盟しており、現在ほぼ活動中である。

おいたまサロンは、2001年12月16日にオープンし、山形県創造NPO支援ネットワ
ークのサテライト機能を持ち、構成団体を主にした「サロン運営委員会」で運営を図ってい
ます。運営面は行政の支援はなしで、つまり自主運営で全て運営している。しかし中身は大
変苦しい実態とのこと。このため助成額を受けるべく取り組みを強化しているとのことでし
た。

店内には展示コーナーやレストコーナー、今年から開始した高齢者対応(有料)パソコン教
室、土曜学校(有料)を5月11日から開始して15名で子ども教室を開催したところです。
また月に2回は、英会話教室、編み物ボランティアそれぞれ15名で行っている。

最近入口に鉢花を置いてくれとの事で福祉関係の所から依頼があり、店頭に置いたが良く売れ
る。また情報発信としては、ホームページを開設しており、かなり詳細に活動を報告してある。
URLは
http://www.ncv-y.co.jp/またはhttp://yamagata-npo.ne.jp/oitama/です。

早速カボチャの定植された最上川へ案内して頂きました。複断面河川の両岸は住宅街で、つま
り市街地の中に流れている河川ということです。川幅はおおよそ150m以上あると思われ
ます。定植場所は、市道にかかる花沢大橋下流の左岸側堤防の川側法尻に1キロメートルに渡
り、マルチングされたカボチャが約1m間隔で植えてあり、総本数1100株弱を6月8日に
定植されたという。種から育て、ポットに入れ、参加者による定植であり、3000個の収量
を見込んでいる。このカボチャをチャリティーにより飢餓地域への支援をするとの事でした。
カボチャの定植場所の出水の影響を聞いたところ、10年に1回程度で最近は大きな出水は無
いとのことでした。

カボチャの収穫は、8月下旬ころの話なので、この時ネットの会員のみなさんで竹田さんたち
と交流を持ったら良いのではと思っています。 

ま と め

@      このNPOが非常に高い理念で運動を進めていること、具体的にはこの活動が飽食の
時代に対し日本の自給率が40%を切っていることを含め「食」への警告を発してい
ることである。

A      上記の事柄を、県中心都市ではなく新発田と同じ規模の米沢という地方都市から情報
発信していること。

B      福祉を社会的課題と位置付けで活動をし、当日も骨髄バンクの支援のために、打ち合
わせを行っていた。なお骨髄バンクについては、中条町のいのちの朝顔を知り、これ
を市内の高校生に植えてもらうことを思案中である。


C      とにかく夢一杯のお話しであったが、NPO特有のマンパワー及び資金不足があり、
我々の課題としても真摯に受けとめる必要がある。

   

         

        おいたまサロンにて            堤防の川側に定植したカボチャ

      写真左から山口さん、小出さん、竹田さん

      とネットの人たち


               

     堤防沿いに植えてあるカボチャ         カボチャにはマルチングが施されている