ボランティア団体による升潟ハンノキ伐採木
有効利用方法とヨシの新芽摘み作戦
 時  2001年4月28日 午前9:00〜12:00
ところ 新発田市金谷・升潟
参加団体 新発田野鳥の会
水と緑を守る会
加治川ネット21
新発田市地域整備部 斉藤部長以下有志一同
計40名

目的      

 升潟には、環境省の発行しているレッドデーターブックの絶滅危惧種である9種のうち8種の
植物が生息しています。代表的な県内絶滅危惧種ムジナスゲの生息環境を脅かすハンノキ
の伐採を目的とし、北風による浸食防止も兼ね備えて水際に柵を設ける。
  また、ヨシ原が大勢な繁殖により湿原の縮小化に止めるためにヨシの新芽を摘みする。



 



 

県内絶滅危惧種 ムジナスゲ

野生 カキツバタ
 








 








 

片山新発田市長あいさつ

石沢新大(元教授)と高橋かおりさん








 








 

ハンノキ林の間引き

ヨシの新芽摘み






 






 

ハンノキの幹部分を利用した柵

 ハンノキの幹(3m)を打ち込む







 







 

海老井部長の謝辞
 

斉藤部長の謝辞
 

感 想

五十公野山の多様性について
新発田野鳥の会からの報告で「五十公野山には大鷹の営巣地がありこんな人里に近いところ
で大鷹が生息することは珍しいケースで、升潟・五十公野山を含めた環境保全に努力しなけれ
ばなりません」とのことでした。私なりに納得しました。
しかし、今回のハンノキの急速な成長には原因があり、升潟の奥にあるアヤメ園の施肥による
ものでは確かだそうです。ハンノキは大きくなると遮光部が多くなり事と、同時に大型飛来鳥の
障害になるとのことでした。新発田のシンボルアヤメとハンノキの共存は、必要に応じてハンノ
キを伐採してやることで共存可能ではないかと思います。
新発田の恵まれた環境を保全すべくみんなに親しめる升潟になっていてもらいたいものです。
                                            若月 学