利 尻 山 (1719m)

   2010年8月 新潟発

コースタイム(鴛泊コース往路下山)
  
0540利尻北麗野営場発 0555甘露泉水 0633四合目(野鳥の森) 0716五合目 0744六合目(第1見晴台) 0917八合目(長官山) 0928避難小屋 0956九合目 1110山頂(北峰) 1140下山開始 1250避難小屋  1303八合目 1350七合目(七曲) 1435五合目 1508四合目(野鳥の森) 1535三合目(甘露泉水)  1547利尻北麗野営場下山 
 新潟山の下埠頭 20日10時30分発、新日本海フェリーに車両と共に乗船、翌日小樽港午前4時30分に到着する。下船後、高速道に乗り留萌幌糠ICで降りる。 途中のコンビニで朝食を済ませ、日本海沿いのオロロンラインで稚内へ向かう。北海道の道路は幅も広く直線が続き、車の運転は快適だった。 稚内へは10時50分頃到着(約365km)でした。ハートランドフェリー(稚内〜利尻島)の予約は1605だが、窓口へ行くと1110発は空いているので車も乗れる、というので予定変更して乗船した。天気は雨で海はそんなに荒れていなかった。 船からは利尻島は見えなかった。 1250に鴛泊港に到着。お陰でずいぶん余裕が出来る。フェリー乗り場付近で、食べたかった「ほっけ」の開きを買う。セイコーマートでビール等食材を購入した。そして利尻山の鴛泊コース登山口がある北嶺野営場へ向かい、登山口を確認してから、少し下がった所にある「ゆーにファミリーオートキャンプ場」へ行く。 一泊1人500円だが設備も雰囲気も良く、すぐ近くに利尻富士温泉があり快適だった。キャンプ場の受付で明日の登山届けを提出する。下山したら下山届けも出すようにと言われる。最近事故が多いとの事である。又携帯トイレは要必携である。夜中に強風が吹き隣のテントが飛ばされたらしく、しばらく騒いでいた。
 翌朝4時起床、朝食後テントを撤収して車で北嶺野営場まで向かう。約2km位だが坂道なので歩くと40分は掛かるだろう。天気は昨日とは違い晴れ。 北麗野営場(210m)の駐車場に車を停めて登山開始。 すぐに3合目の看板「甘露泉水」が あった。 美味しい水だった。林の中をしばらく進むが高度は、なかなか上がらない。六合目付近からやっと見晴らしが良くなる。 八合目の長官山で山頂が見えたが、残り標高差500mは迫力であった。九合目付近から登山道の崩壊が著しい、登山者の増加も追い打ちを掛けているようだった。火山の山で元々脆い所に、登山者がたくさん集中して登るからなのか、大雨が降ったら一気に崩壊しそうである。 登山道以外でも土砂の崩落の後が見えた。しかし登山道は、良く整備されている事が伺われた。そして喘ぎながらようやく山頂に着いた。標高差約1500mは結構きつかった。しかし山頂からの眺めは良かった。でも残念ながら東方向はガスが出てきて稚内は見えなかった。山頂で昼食後下山開始。 途中で登山道を整備する人達とすれ違う、皆さんは避難小屋に泊まって登山道の整備を行われているようでした。そして無事下山後、車で移動。途中セイコーマートで食料を調達して沓形(クツガタ)岬キャンプ場で一泊した。テント一張り300円だった。ここも雰囲気が良く綺麗で快適だった。漁り火や礼文島の灯りが美しく見えた。翌朝、6時にサイレンが響いた。ウニ漁開始の合図なのだろうか、一斉に船がやってきてすぐ目の前で漁を始めた。そして9時に一斉に漁を終えて戻っていった。乱獲を防ぎ資源を守っている事が伺えた。テントを撤収して利尻島一周の観光(仙法志御崎公園、オタドマリ沼、郷土資料館、姫沼)をした。途中で食べたバフンウニの味は忘れられない。利尻島全体が利尻山でとても良い山でした。


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