黒部五郎岳 山行記録
2012年

 メンバー:安沢、椎谷、渋谷
 7/29(日)
0530新発田発 0932折立着  1015折立から登山開始 1151三角点 1435太郎平小屋着 宿泊
  7/30(月)
0428太郎平小屋発 0552北ノ俣岳 0638赤木岳  0803黒部五郎岳の肩 0817-0830黒部五郎岳山頂 0842黒部五郎岳の肩 
1026赤木岳1053北ノ俣岳 1218〜1250太郎平小屋 1520折立下山  1545折立発 1900新発田着
高速道を立山ICで降りて県道6号を行く。 新しく出来た道路をナビは認識せずに街中の旧道を案内した。それを無視して広い道路を進み有峰林道を目指す。 昨年、小見線は土砂崩れで通行止めの為小口川線を通ったが今年は小見線を通る事が出来た。 小見線のほうが半分の距離であり道幅も広く走りやすい。 林道は所々二車線化の工事中で片側交互通行だった。 折立の近くになると道路脇に車が沢山駐車してあった。 土日は駐車場が満杯の為、道路脇に車を停めている。 でも帰る車も多いため我々は駐車場に入れることが出来た。折立は沢山の登山者で賑わっていた。

折立で少し早い昼食を摂り出発する。  下山して来る人達ともたくさんすれ違った。 北アルプスは登山者の数がとても多い、又午後になると天気が悪くなる。 昨年登った薬師岳はガスに隠れて見えなかった。 ゆっくりと登り太郎平小屋に到着した。 日曜日の宿泊なので太郎平小屋は比較的に空いていた。 畳1枚に一人のスペースで割り当てられた。 昨日は畳1枚で2人の混雑だったとの事。 荷物を置いて早速小屋前で天気祭りを始める。雄大な景色を見ながらのビールの味はとても美味しかった。 夕食は2番飯台だった。 明日の朝食を弁当で貰い早い就寝に付く。

夜中に雨が降ったようだったが翌朝は晴れた。 一般登山者は朝3時位からガサガサしていた。 我々は4時起床で4時半に小屋を出発して黒部五郎岳を目指した。 金星だろうか東の空には明るい星が見えた。 この時間になると薄明かりで、登山道も周りの山々も見渡すことが出来た。 黒部五郎岳ははるか遠くに見えた。 アップダウンも多くてここを往復して下山するのは、少し辛い様に思えたが頑張って前進した。 そして予定よりも早く山頂に到着した。 山頂では360度の雄大な風景を楽しむことが出来た。 黒部五郎岳の肩の雪渓でビールを冷やし登頂を祝って乾杯した。 ここが黒部川の源流になるのかなと考える。 帰りもハイペースで太郎平小屋を目指す。 行くときは気がつかなかったが、北ノ俣岳を過ぎた付近ではハクサンイチゲのお花畑がとても綺麗だった。 稜線上は標高が高いにも係わらず気温が高く暑かった。 下界はかなり気温が上がっているだろうと思った。 太郎平小屋で昼食とした。 隣の山ガール二人連れは生ビールを美味しそうに飲んでる。 我々も飲みたい誘惑があったが我慢、太郎平小 屋ラーメンを頼んだ。 そして暑い中、折立に無事下山した。

車で折立を出発して直ぐの所で、他の車が走行車線上に停まっていた。 我々も停車した。 何だろうと思っているときに、左側から熊がゆっくりと道路を横断し始めた。 母熊と小熊2頭だった。 道路横断して反対側の藪斜面を登っていった。 自然の熊は遠くからは何度も見たことがあるが、直ぐ目の前で見たのは初めてだった。  突然の事で写真を撮る暇は無かったのが残念だった。 しかし小熊は可愛かった。


太郎平小屋