2011年12月22日

  韓 国 の  標高836m
 北漢山 (북한산) ブッカンサンへ登ってきました。 
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 メンバー :佐久間 渡辺 渋谷
 コースタイム0640仁寺洞(インサドン)からタクシーに乗る 0712道詵寺(ドソンサ)駐車場着  0737ウイドン山荘登山口発
        0840白雲山荘  0850衛門(ウイムン) 0943白雲台(山頂) 1010衛門(ウイムン) 1115テドンサ 1124ボリサ
       1219北漢山小学校 1220食堂で昼食  1315バス乗車 1325地下鉄チジュク駅 1345安国駅 1400ホテル着

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ソウル市内仁寺洞のホテルを未だ暗い中出発する。 天気は良さそうだが寒さが厳しく気温は-5度位。 韓国と日本との
時差はないが夜が明けるのは1時間位遅いような感じだ。 朝食と昼食を近くのコンビニで調達した。途中タクシーを拾い
ドソンサ迄乗る。 ここ迄約15km位の距離があるのに料金は13000ウォン(910円)でタクシー料金はとても安い。 ドソンサ
は大きなお寺の様で、朝早くから観光バスが往来しており参拝者で賑わっていた。

登山口にはトイレや自販機、土産もの屋があり軽い食事も出来るようだった。 ここでコンビニで買ってきた朝食を摂る。
標高は300m位だがとても寒い、たくさん着込んでいても辛いところがあった。  売票所は閉まっていた。本来ならば
ここで入山料を払わなければならないのだが通過した。 登山道は雪が数センチ積もり所々凍った所がある状態だった
登っている最中にようやく太陽が上がり始め、日光が当たり少しは暖かくなった。 途中インスボンという迫力ある岩山が
見えた。ロッククライマーが登る山らしい。 山頂近くにある白雲山荘で暖かいココアをいただいた。 一杯2000(140円)ウォン。
体も温まりこの一杯で元気が出てきた。 ご主人は白雲台は近いとのこと、気おつけて登るようにと、我々を外で見送
ってくれた。 登山道は岩と氷の世界だった。 登山道脇にフェンスはあるが、衛門から白雲台の間は、岩の上に氷が
所々に張り付いており、足を滑らせたら只で済まない急斜面で緊張の連続だった。 岩に付いた凍った雪を落としながら
注意して登り、韓国の国旗がたなびく最高峰の白雲台に登頂した。

登山者は誰も居らず、我々が今日最初に登頂したようだった。 晴天だが強風で体感温度は-10度位はあるのではと
寒く感じた。 ソウル市内が一望出来て、迫力あるインスボンや岩山が見えた。 狭い山頂は周囲が柵に覆われていて6~7
人位で満杯になる位の広さだった。 山頂で乾杯したかったが、とても寒いために早々に下山する。 途中数人の登山者
とすれ違う。 韓国の登山者は皆元気であり登るスピードが早いように感じられた。 衛門に戻ったときは緊張から解放
されほっとした。 下りは衛門からテドンサ~ウォンヒョンボン経由で下山するつもりだったが、テドンサの分岐点で間違いトゥムンガク
方向に降りてしまった。 途中にはケヨンポッポと言う滝があった。綺麗な氷瀑になっていた。下で記念撮影して居る人が
いたが滑ったら只では済まない世界であり危険だと思った。

トゥムンガクは観光地なのか、お寺もたくさんあり大勢の人で賑わっていた。 駐車場も近くにあり車が入れる様だった。
ここからは車道を歩かず沢コースを歩いた。沢の水も所々凍っていた。そして北漢山初等校のある場所に無事下山した。
付近の食堂で餃子入りのスープ6000ウォン(420円)を頼んだら白菜キムチ、ほうれん草の浸し、大根の酢漬けを無料サービス
していただいた。白菜キムチはお代わりもしてくれた。又コンビニで買った海苔巻きも、ここで食べて良いということで一緒に
食べた。日本の食堂では考えられないくらいのサービスをしていただき、とても良かった又味も全て美味しかった。

韓国も登山ブームの様で、付近にはスポーツ用品店がたくさん並んでいた。 大きな道路に出てタクシーを拾いたかったが
走っている台数も少なく、又停まってもくれなかった。 歩いて地下鉄駅まで行こうとしたがバスが来たので行き先も
値段も判らないままに乗る。聞いたら1人800ウォン(56円)との事で払った。 大きな道を外れ細い田舎道を走っていき
一時不安になったが、幸運にも地下鉄チジュク駅(3号線)迄行けた。地下鉄に乗り安国駅で降りて歩いてホテルに戻った。

北漢山はソウル市内からも見える岩山であり、中腹には城壁やお寺がたくさんあり歴史深い、風光明媚な素晴らしい山
でした。 途中、何度か韓国の人達にお世話になり、暖かい親切さに助けていただいた山行でした。
今度は別コースで登りたい。