二王子岳に登ってきました。

2003年 1月 2日

コースタイム
0500五十公野公園出発 0540南俣出発 0650二王子神社 0940独標 1140二王子小屋着  1240小屋発 1350独標 1420一王子小屋着 1440小屋発 1510二王子神社着  1600南俣着 

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下越山岳会恒例の正月登山。
昨日は天気が良かったが、今日の天気予報では日本海上にスジ状の雲が出ていて冬型の寒波到来日である。先発隊6人が昨日(元旦の昼)から一王子小屋に泊まり、今朝山頂へ目指して登っている。
 雪の降る中、我々5人は五十公野公園に集合する。そこは昨晩から今朝に掛けて、降った雪が15cm位ある。早朝のためまだ除雪して居ない。 真っ暗闇で雪の降る中、一台の車で出発、道路もまだ除雪はしていないが30分程で南俣集落に着く。 付近の積雪は20cm位で路上に除雪車の邪魔にならないように駐車する。

準備をしてヘッドランプを点灯して出発。 二王子神社までは、つぼ足で行けた。ここでお参りして登山届けに記入後、交代でラッセルしながら前進する。夏道は雪で埋まり全く解らない。ワカン着用で膝まで埋まりながら進んだ。新雪の下は凍っていて急斜面は登り辛い。御子石近くで上の方から声が聞こえる。河村氏が一王子小屋から向かえに来てくれたのだった。トレースのおかげで一王子小屋迄は楽に行くことが出来た。

一王子小屋にて休憩していると二瓶さんご夫婦が登ってきた。小屋では暖かい肉汁をご馳走になる。寒い日の暖かいご馳走は、格別に美味い。計7人になり再び山頂向けて出発。先行した隊のトレースが続いている。ラッセルしない分楽である。天気は雪が降ったり止んだりだが風はない。稜線上に出ると先行隊のトレースは、雪に埋まり全く見え無くなる。そして強風の吹雪で視界も悪く、ラッセルを強いられる。体が飛ばされないように風下にストックで支えながら前進。 視界は約30m位でオーバーミトンをしているが手の先が冷たい。でも先行隊が標識を打って置いてくれたお陰で、二王子岳山頂迄行くことが出来ました。

小屋の入り口は半分近く迄埋まっていたが扉を開けて中に入る。中は暖かく感じて外とは別世界。それでも小屋の中は温度が0度を指していた。中では先行隊が宴会をやっていました。新年の挨拶をする。 持ってきたビールを飲むが、寒いため美味しくない。先行隊より暖かいお酒をご馳走になる。暖かい物が一番である。 昼食を摂り計13人となり下山開始する。 外は相変わらず視界悪く、吹雪で風が強い。

小屋を出て、少し行ったら次の標識が見えず、雨量計のアンテナも見えない。そこで須藤氏が左方向に行く用に注意する。さすが二王子岳をよく知っている。すぐに雨量計が現れた。標識を回収しながら下山していく。 稜線から外れたら全く風が無くなった。体感温度がずいぶん違う。一王子小屋に着く頃には天気は晴れてきた。

ここから先行隊の一人は我々と一緒に下山、残りの人達と我々と一緒に来た安沢氏がここで一泊する。休憩をしていると、同じ会の波多野氏が単独登ってきた。 今晩も一王子小屋では大宴会が予想される。 そして明るい内に無事、南俣集落に下山した。

吹雪の中ラッセルしながら山のピークに建ててある、ポールから次のポールは何度方向と、独自の地図でコンパスを合わせながら進む、二王子岳をよく知り尽くした、先行隊のお陰で登ることが出来ました。 寒波が来たときの、二王子岳を初めて登るが、良い体験となりました。
 

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