2002年  4月20〜21日
 アゴク峰から飯豊連峰に行ってきました
 
鳥坂峰〜大樽山〜アゴク尾根〜鉾立峰〜杁差岳〜頼母木山〜枯れ松峰〜西俣峰〜梅花皮荘


 メンバー:
   送り隊:渋谷(豊)小林 大河原    迎え隊:高橋会長 松尾 川崎 宮下 諏訪
   本 隊:上條(CL)若月(SL)佐久間 石井 安沢 仁瓶 渡辺 渋谷(修)
 4/20(土)
0500五十公野公園集合 0550胎内第二ダム出発 0614長寿の泉 0641第一ダム 0700第一発電所から登りに入る  0735三角点(405m) 0906うどのくびれ 1010鳥坂峰 1050送り隊と別れる 1400大樽山 1630アゴク平(一泊) 1720テント設営完了 宴会 2200就寝
 4/21(日)
0430起床 朝食 テント撤収 0630出発 0910鉾立峰 0945杁差岳 1023鉾立峰 1113大石山 1206頼母木小屋  1233頼母木山 1300三匹穴 1350迎え隊と合流 1617下山 1630駐車場 1630梅花皮荘  
下越山岳会の会山行でアゴク尾根から飯豊連峰に行ってきました。
奥胎内の足の松尾根から見て、北側の尾根から鉾立峰への直登コースです。

胎内スキー場の最初のダムでゲートに鍵が、掛かっており車は通行止め。ここから歩くことになる。共同装備を分け、総勢11人で出発する。林道をしばらく歩き、第一発電所から東側の尾根を鳥坂峰をめざして、少しずつ高度を上げていく。雪はほとんど無く、整備されていない山道が続いていた。「うどのくびれ」は、飯場の跡があり、鳥坂峰には無人の雨量計があった。 
天気は晴天、ブナの新緑や真っ白な二王子岳が綺麗だ。 又北東方向に大熊小屋が見えた。 700m付近で送り隊と別れ、我々8名は大樽山目指して登り続ける。登山道はなく残雪期しか行けない所だ。
大谷越付近は軽いヤブコギが続き、やがて大樽山に到着。

そこは360度の大パノラマ風景でした。 明日登る鉾立峰が眼前に大きくそびえ立っている。 しばらく風景を満喫した後出発。大樽山の下りで再びヤブコギが始まった。 ストックやピッケルが、ヤブに引っかかり前進を妨げる。 所々にナタ目があった。しばらく下がってから、再びアゴク峰の登りに入る。 ヤブと雪渓の繰り返しで、ようやくアゴク平に到着。

周辺はスキーをするのに、快適な斜面があった。 雪の上を整地して、手際よくテントを設営。 そして宴会が始まる。 (夜の大宴会模様)
飲み物:ビール ウイスキー 酒 ワイン イタリアの有名酒 とても飲みきれず
食べ物:シーチキン野菜サラダ イナゴの佃煮 笹かまぼこ エリンギ ステーキ 麻婆春雨 炊きたてご飯 その他酒のつまみ延々と4時間以上、飲めや歌えの豪華な大宴会でした。
今日は重たい荷物を担いで10時間40分もの行動なのに、さすが下越山岳会。夜も更け宴会の後かたづけをして、寝袋を出して潜ったらすぐにダウンでした。

翌朝4時頃、「起きるよ」との声が掛かるが誰も起きない。昨日の宴会が祟ったのか、0400起床の予定が0430となる。昨日ほどではないが、今日も晴天である。朝食後テントを素早く撤収して、鉾立峰目指して出発する。嫌らしいヤブコギの連続と、ヤセ尾根を緊張しながら通過、アップダウンを繰り返し、最後に4m位の岩を登り、ようやく鉾立峰に到着する。 みんな万歳をして記念撮影をした。

ここで迎え隊に、携帯電話と無線機で連絡を取る。迎え隊は西俣の峰直下との事。 ザックを鉾立峰に置いて杁差岳をピストンする。 飯豊の稜線上は所々、雪が溶けて夏道が出ている。例年より残雪が少ないようだが、花はまだ咲いていない。頼母木山では、みんなで杁差岳の雪型模様を論じ合う。見方によってはいろいろな形に見えおもしろい。
 
頼母木山頂のお地蔵様に飯豊の登山者の安全を祈り、雪渓上を下山する。 このルートは現在廃道となっている所。三匹穴では、句が書いてある石碑を見る事が出来た。
「声もなく雪の飯豊凍てし友 盃託す わたる風にも」 誰が建てたのか、寂しい感じの句である。
この周辺は、冬の飯豊に登るためのキャンプ地である。 ダケカンバと飯豊の稜線が綺麗だ。 しばらく下山すると、迎え隊の姿が見えた。枯松峰よりも下方である。 やがて、川崎さんが我々の所まで出迎えてくれた。 そしてみんなと合流した。

迎え隊はツエルトを張り我々を、待っていてくれた。 そしてご馳走をしてくれる。 喉が渇いた所に、冷たいビールや果物等いただき、とても美味しかった。 合計13名になり、ここで記念撮影した後下山開始。 雪渓の斜面をみんな思い思いに下っていく。下がるにつれ雪が無くなり、整備されていない登山道になる。 周りはイワウチワやカタクリの花が綺麗でした。 すぐ近くで雪崩の音が聞こえ不気味な感じである。そして全員無事に梅花皮荘に到着。雪上にある桜は花が咲いていました。 そして梅花皮荘の温泉で汗を流して新発田に向かった。
      
写 真 を 見 る

頼母木山に戻 る