ｺｰｽﾀｲﾑ：
　0810二王子神社発　1110二王子避難小屋　1240小屋発　1440二王子神社着

朝起きたら二王子岳が見えた。　行けるところまで登りたいと思い、急いで支度をして出発する。　車は二王子神社まで入れた。　今の時期にここまで車が入れた事は、あまりなかったような記憶がする。　山形、福島、新潟ナンバーの車計3台が停めてあったが誰もいない。

神社付近はまったく雪がなかった。　独標のマストの積雪表示は50ｃｍ位だった。　そこをすこし過ぎたら賑やかな声がした、10人くらいの若い人達だ。　どこかで見たような顔、話をしてみると今年の冬山講習会で会った、新潟大学探検部の学生さん達だった。　ゆっくり登っているようで先を譲ってくれる。　少し行くと単独の女性が登っていた。　一番先頭らしい、よく見ると山では何度もお会いしている、峡彩山岳会の方でした。　この時期に単独で二王子岳に登られる女性は凄い人だ。

油ｺﾎﾞｼ付近迄、昨日登った人達のﾄﾚｰｽは有ったがその先は全くなかった。　まだ視界は良いが帰りの事を考えて、木々に標識を付け前進していく。　山頂付近になったら、完全にｶﾞｽが掛かりﾎﾜｲﾄｱｳﾄの世界になった。　ｺﾝﾊﾟｽで目標を定め、標識を打ちながらの前進だった。　

避難小屋の気温は-5度C。　峡彩山岳会の方と一緒に食事をしていると、賑やかな声がした。　探検部の皆さんが来たようだったが、小屋に入らず山頂を踏んで、すぐに下山して行ったようだ。そして我々も標識を回収しながら下山した。本格的な冬はこれからだが、今年も温暖化のせいか積雪量が少ない。