2005年 8月19日  足の松尾根から
    頼母木山  (たもぎやま)  に行ってきました

 メンバー : 安沢、渋谷
 コースタイム
       0430五十公野公園発   0530胎内ヒュッテ着  0540自転車で出発
        0605足の松登山口着 0654姫子の峰 0954大石山 1040頼母木小屋 1105-1207頼母木山山頂
        1243頼母木小屋発 1310大石山 1445姫子の峰 1510アシノ松登山口 1516自転車で出発 1521胎内ヒュッテ着
 
 今年は、まだ2回目の飯豊連峰。  他の山々ばかり行ってるので、登る回数が少ない。
 同じ山岳会の安沢氏と二人、車に自転車を積み込み、薄明るくなって来た五十公野公園を出発。
 胎内ヒュッテに着くと、すでにたくさんの車が駐車してある。 胎内ヒュッテの宿泊者、ダム工事関係者、登山者等であるが
 このうち何人くらいが飯豊に、登っているのだろうかと考えつつ、ここで自転車に乗り換えて、車止めの鎖をくぐる。
 舗装された立派な道路は上り坂で、ペダルを漕ぐのも辛い。でも歩くよりは半分くらいの時間で、
 足の松尾根登山口に到着する。 ここまで本数は少ないが、バスも運行されている。
 立派な道路なので、ダムの工事が終わったら、ぜひ一般に解放して貰いたいものだ。
 
 ここに自転車を置き登山開始。 早朝にも係わらず気温は高い。尾根の途中で休憩をしていると
 同じ山岳会の高橋、坂井氏が登ってきた。 二人は6時胎内ヒュッテ発のバスに乗ってきたとのこと、そして足の松沢を溯行して
 大石山に上がる沢隊のサポートとのこと。 我々もそれが解っていれば、それなりの準備をしてきたのだが。

 気温は高く辛い登りが続く。 途中マムシと3度遭遇する、ここを登るといつもマムシと遭遇するのである。
 心の準備が出来ていれば、そんなにビックリはしないのだが、いきなり目の前にマムシが現れると、ほんとに怖い。
 ゆっくりとしたペースで大石山まで4人で登る。 鉾立峰方向に行き、足の松沢方向に大声を出してみても返事がない。
 携帯電話は通じず、無線機は相手が持っているが、こちらは持ってない。結局サポート隊の二人は大石山で待機して
 沢隊を待っているとのことで、我々は予定通り頼母木山に向かう。

 大石山と頼母木山の間は、いろいろな花が咲き誇りお花畑でした。 二人でゆっくりと花の写真撮影を楽しむ。
 この辺は雪解け時にハクサンイチゲの大群落を成すところである。 大石山方向から来た単独登山者から、サポート隊が
 沢部隊と連絡が取れた、との話を聞き一安心する。

 頼母木山山頂で、数は少ないがイイデリンドウが咲いていた。ここで見るのは初めてである。又数少ない6枚花弁のイイデリンドウ
 を見つけ感激であった。二人で乾杯して昼食とするが、ここは風の通り道なのかとても寒い。手の指が悴んでくる。
 持ってきた衣類やカッパを着込むが、それでも寒かった。登るときは、とても暑くて辛かったのに。
 頼母木小屋に降りたら又暑くなる。 この温度差は何とも言えない。小屋前は、さっきよりもテントの数が多くなっていた。
 8月の飯豊の山小屋は、混むのでテント泊は快適だろう。頼母木小屋の裏付近で、携帯電話が通じるということで、サポート隊と
 沢隊に電話をするが、ダメだった。 山での連絡は、やはりアマチュア無線が一番だと思った。

 大石山に向かっている途中で、5人パーティとお話をする。 我々が胎内ヒュッテに着いたときに、まもなく到着した宮城ナンーバーの車の
 メンバーだった。 そして我々のメンバーのことを聞いたら、大石山から下山を始めたとのことでした。 いろいろとお話をしていると、
 そのメンバーの中の女性は、どこかで見たことがある人だと思ってました。 そして別れ際に安沢氏が「田部井さん」と言うと
 「はい」と返事が返ってくる。 実は宮城県の田部井さんさんでした。 よく似ておられ、間違われるとのことでした。
一緒に記念撮影しました。

 登ってきた道を早足で下山している途中、足を下ろそうとした所にヘビがいた。避けようとしてバランスを崩し、大きな
 声を出してしまった。すぐ後ろにいた安沢氏も、私の驚きの声でビックリしたらしく大きな声を張り上げる。
 もう少しでヘビの胴体を踏むところだった。よく見るとヤマカガシである。
 ヘビを踏みつけると、足下を噛みつかれるのでとても怖い。ほんとに「どっきり」でした。

 足の松尾根の水場を少し過ぎたところで、やっと会のメンバーに追いつき、合流して計8人パーティーとなる。沢登りしてきて
 疲れていると思うのに、早歩きである。 足の松尾根登山口に着いたのは1510頃で、1500発のバスに間に合わないと
 思ったていたが実際は1600発の間違いだった。 私と安沢氏は自転車で、快適に坂道を下り約5分くらいで胎内ヒュッテに到着。
 今年オープンしたばかりの、胎内ヒュッテの風呂(沸かし湯)で汗を流しロビーで休憩していると、みんなは下山してきた。


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