※前のページに戻る時には、ご覧になっているブラウザソフトの『戻る』ボタンをご利用ください。m(_ _)m

睡眠障害とパーキンソン病治療薬の関係


 風邪薬には「眠気を伴いますので、車の運転や機械の操作は危険ですからお控えください。」というような注意書きがあります。

 それと同じように、パーキンソン病の薬にも「眠気を伴いますから車の運転や機械の操作は控え」るよう促す注意書きがあります。

 風邪は一過性の病ですが、パーキンソン病は一度罹患したら治療薬は一生飲み続けなければ症状を止められない難病です。風邪で薬を飲むほどの状態の時には、運転を仕事としている人も休むでしょうが、パーキンソン病は、今の薬を飲んでいる限り眠気は避けて通ることが出来ません。

 風邪薬は「飲んだら乗るな」で一件落着ですが、パーキンソン病の場合、「パーキンソン病患者は車の運転をするな」ということになります。

 運転を仕事としている人は、パーキンソン病になったら「危険だからやめろ」と言われると、やめざるを得ません。

 しかし、ことはそれだけにとどまりません。どんな仕事であれ、仕事は人との関わりの中で成り立ちます。いつも眠気におそわれ、運転も出来ない状態の人に、運転や機械の操作のように他者を危険にさらすことはないという理由だけで、仕事を任せられるでしょうか。

 さらに、睡眠障害として、「突然熟睡」型の症例があるようにお聴きします。
 仮にこのような「突然熟睡」が薬によって起きるだとすると、その薬は、パーキンソン病の薬である前に、使用を禁止の危険な薬剤だと思うのです。「突然熟睡」型の眠気が伴うとしたら、もはやどんな仕事も出来ません。

 睡眠障害ことに「突然熟睡」型の障害は、高齢化の進んだ現代日本の中で、薬さえ適合すれば一般人と同様の生活が出来るパーキンソン病患者10数万人が社会参加出来るか否かの鍵を握る、たいへん重要な課題であると思います。(s)


 睡眠障害とパーキンソン病治療薬の関係です。
 風邪薬には
「眠気を伴いますので、車の運転や機械の操作は危険ですからお控えください。」というような注意書きがあります。それと同じように、パーキンソン病の薬にも「眠気を伴いますから車の運転や機械の操作は控える」よう促す注意書きがあります。

 風邪は一過性の病ですが、パーキンソン病は一度罹患したら治療薬は一生飲み続けなければ症状を止められない難病です。風邪で薬を飲むほどの状態の時には、運転を仕事としている人も休むでしょうが、パーキンソン病は、今の薬を飲んでいる限り眠気は避けて通ることが出来ません。

 風邪薬は「飲んだら乗るな」で一件落着ですが、パーキンソン病の場合、「パーキンソン病患者は車の運転をするな」ということになります。

 運転を仕事としている人は、パーキンソン病になったら「危険だからやめろ」と言われると、やめざるを得ません。

 しかし、ことはそれだけにとどまりません。どんな仕事であれ、仕事は人との関わりの中で成り立ちます。いつも眠気におそわれ、運転も出来ない状態の人に、運転や機械の操作のように他者を危険にさらすことはないという理由だけで、仕事を任せられるでしょうか。

 さらに、睡眠障害として、「突然熟睡」型の症例があるようにお聴きします。
 仮にこのような「突然熟睡」が薬によって起きるだとすると、その薬は、パーキンソン病の薬である前に、使用を禁止の危険な薬剤だと思うのです。「突然熟睡」型の眠気が伴うとしたら、もはやどんな仕事も出来ません。

 睡眠障害ことに「突然熟睡」型の障害は、高齢化の進んだ現代日本の中で、薬さえ適合すれば一般人と同様の生活が出来るパーキンソン病患者10数万人が社会参加出来るか否かの鍵を握る、たいへん重要な課題であると思います。

 そこで、
 眠気と「突然睡眠」との違いはなにか
  突然睡眠を引き起こす原因はなにか
  突然睡眠は薬が原因と言えるのか
  突然睡眠の発生メカニズムを調査研究した例はあるか

 もし、この質問の答えが、薬と眠気が因果関係で結ばれ「突然熟睡」型の眠気が伴う方向を指し示すなら、直ちに、「眠気を抑止するパーキンソン病新薬」の開発を求めていきたいものです。(s)


 sさんのいう「突然睡眠」は睡眠発作として報告されているようです。

* 眠気と「突然睡眠」との違いはなにか
 眠気は自分で眠いと感じるものですが、睡眠発作というのは自分でねむいと感じることなく突然眠ってしまうもののようです。
 眠気を感じれば車の運転中などには、一旦止まって眠気が治まるのを待つことができますが、睡眠発作の場合には突然眠ってしまうわけですから事故につながる恐れがあります。

* 突然睡眠を引き起こす原因はなにか
 ドミンなどの非麦角系のアゴニストで眠気がくることはよく知られています。
 L−DOPAとドパミンアゴニストは基本的に傾眠傾向を生じるといわれています。
 睡眠発作はペルマックス、パーロデルなどのドパミンアゴニストの用量が多くなると現れるようです。用量を減らすと睡眠発作が消失したという報告があります。
 外国の報告ではペルマックス3mg/日(12錠/日)以上のかなり大量の内服によって睡眠発作がおこるとされています。

* 突然睡眠は薬が原因と言えるのか
 上の報告のようにペルマックス、パーロデルを減らしたら睡眠発作が消失したとの報告から、これらのクスリが原因といえるのではないでしょうか。
 ただし、これらのクスリのほかの要因も重なっている可能性もあると思います。

* 突然睡眠の発生メカニズムを調査研究した例はあるか
 発生メカニズムについては研究中のようです。
 パーキンソン病の睡眠障害としては上のような睡眠発作というのはむしろ稀で、寝付きが悪い、熟睡できない、短時間で目が覚めるなどの訴えが多いようです。
夜眠れないために昼間眠くなる、昼寝をするために夜あまり眠れないという悪循環を繰り返している人もいるようです。
 また、L−DOPAとドパミンアゴニストの服用により悪夢・寝言、睡眠中の異常行動を生じることがあるといわれており、睡眠中の異常行動は本人の記憶が全くないこともあるようです。(よ)


 睡眠障害に悩んでいる者の一人です。
 私も眠れず朝を迎えることが多いこの頃です。
 先生に「眠れません」と相談すると、精神面、身体的にいろいろな治療がされます。
 私はその当時から現在まで、安定剤のデパス、眠剤のハルシオンを睡眠障害治療薬としていただいています。

 つまり、この眠剤を使用して社会生活に適合する充分な睡眠時間をとりなさいよ! 
 眠れないから起きてしまって駄目ですよ!  社会生活は充分な睡眠時間をとってからにしなさいよ!というものだと思います。

 しかしながら、睡眠時間が短くても生活上問題ない人もいます。個人差があり一様に言えませんが、健康な人が6時間以上眠らなければ翌日の生活に支障をきたすというのにパーキンソン病薬を大量に服用している私はその半分で良い(日中の所かまわず出没する居眠りはある)のです。これは大変価値あることのように思います。実際に利用もしました。・・・・・・・・

 先日の水野先生の講演で話題がハルシオンまで及んだのは睡眠障害治療の根本は眠剤を使ってでもまず「眠りなさい」ということだと思います。

 新聞紙上で何回も報道されるように眠剤を利用した犯罪が度々発生します。子供がある時病院へ薬を取りに行き、帰りに寄り道をした時、むき出しに持った薬袋から銀色のシートが覗いていたのでしょうか?そのミチに詳しい人から厳重注意され驚いたことがあります。ネオン街の巷では一粒、数千〜万円で闇取引されていたと報道されたこともありました。

 このような眠剤を私は飲みたくない ――>  眠剤拒否
 結果は決して良いことはありません、破綻です。
 どうかいろいろ理由もあるでしょうが眠らないコトを正当化するのは止めたいものです。
 こういう私は今日も眠剤拒否です。(ゴ)


 パーキンソン病の薬を15年ほど飲んでいます。
 電車に乗って都心の病院に通っていましたが、薬を多く飲まないと病院に行けない状態になり、近くの都立荏原病院に変わりました。
 ラッキーなことに、ここの神経内科部長は、専門誌などに若年性について書かれている横地正之先生です。

 先生の説明では、セルシンやデパスは、精神安定剤として知られているが、筋肉の弛緩作用(筋肉のこわばりを和らげる)にも優れていて、パーキンソン病の治療薬の1つと考えているということでした。(厚生省が認めてくれないので、精神安定剤として投与しているのかな?)

 それから、これは個人的な感触ですが、起きている時間を短くできると、薬の効きが良くなります。
 睡眠薬、精神安定剤、抗パーキンソン病薬・・・・・などの分類は医薬品販売のための便宜上つけられている、くらいに考えて、症状改善に効果があるかないか、飲んでいるときと、飲んでいないときと、どちらが良い状態か? 

 自分の体に素直に向き合って、良いこと、悪いことを見つけて報告していくことも治療法の進展のヒントになるように思っています。
 いかがでしょうか。(ひ)