パーキンソン病と便秘
11月22、29日号のメディカル・トリビューン紙より;
ハワイで日系米国人男性を対象にした20数年にわたる調査の結果、排便の間隔が長い、つまり便秘の男性は便秘でない男性に比べてパーキンソン病になりやすく、そのリスクは3倍になるとのこと。
パーキンソン病患者に便秘が見られることはよく知られているが、便秘がパーキンソン病の発症のずっと以前から見られることを指摘したのは今回がはじめて。
ただし、便秘そのものがパーキンソン病のリスクファクターなのか、あるいはパーキンソン病の診断がはっきりしない初期の患者で便秘があることが診断のひとつの決め手となるほどに重要な症状であるかどうかは明らかではない。
しかし、早期のパーキンソン病患者やその疑いのある患者、または将来発症するリスクの高い患者にとって便秘の有無はひとつの指標となるという。(よ)
便秘と言うことからすると、現状は3ないし4日に1度の排便で、かなり程度は重い症状だと自覚しています。
これは薬をはじめてからのことではありません。
診断されるはるか4年ほど前から、便秘は始まっていました。それも、徐々に出はなく、4日ほどの宿泊研修で便秘して帰ってから、便秘がちになったように記憶しています。
それまでに、旅行中は出にくい傾向はあったものの、日常、便秘の経験がなかったこともあり、そのきっかけとなったことを何となく覚えています。
もっとも便秘の程度は1日でなかったり長くても2日でない日がある程度でした。
が、パーキンソン治療薬を飲み始めてからは、だんだん程度がひどくなっています。
いまは、酸化マグネシウム一袋(25mg)を毎食前飲むように処方されています。
(飲み忘れることが多い)
飲んでいても腹圧を相当かけ、時間もかけてなんとか1日1回、少し排便している状態で、腹の膨満感にはらはだ腹立たしい思いです。(^-^;
わたしが仮定したのは、
1. パーキンソン治療薬の多くは、筋肉の緊張を和らげることを治療目標にしている。
2. 排便は括約筋の緊張による活動だ。
3. 腸内の繊毛活動も一種の筋活動を伴うと思われる。
4. パーキンソン治療薬により和らげられたぶん、排便活動も低下するという仮定が成り立つのではないか。(s)
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