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Mr. Holman からのメッセージ


 Mr.Holman より
 「公開おめでとうございます。私の記事が日本語に翻訳されているのを見て非常に嬉しく思いました。皆さんによろしくお伝え下さい」 とのメールが入りました。(い)


 ホールマンさんに御礼のメールを出しましたら「メールと楽しい写真を有難う。私の記事で勇気付ける事が出来て嬉しい。」とのお返事をいただきました。5月半ばの、グルノーブルでの微調整が順調に行くよう祈りたいですね。(K)


 Holman様わたしは、日本人でパーキンソン病と共に生活を始めたばかりの58歳の男性です。あなたにお寄せいただきましたフィナンシャルタイムスの邦訳記事を拝読し、同じ世代のひとりとして、深く感銘を覚え、お礼と一言感想を申し上げたくお便りを致します。

 わたしは55歳での罹患で、3年目の現在も、現状は左手の振戦が激しいものの、その他の症状は便秘と耳鳴りくらいのものでしかありません。15年目を迎えられ手術の決心をされた当時のあなたの症状やその心境は、私など及びもつかない思いでいらしたこととぞんじます。

 しかし、記録を拝読し「生命の共感」とも言える感銘受けました。それは、手術に臨み、第3の旅立ち「人生を変える新しい旅」とされたところです。

 そして手術後の安静指示を無視してお母様に会いに外出しなくてはいられなかったところに、自分自身の心境と重ねて受け止めました。「パーキンソン病です」と告げられたとき、私は「人生の締めくくりをどうつけるのか考えなさい」という神の声と受け止めました。「明日がある」と物事を先送りする人生を続けていた私は、「出来ることは今、手をつける」「今日出来ないことは明日もやらない」という考え方に変えました。

 診察をした医師には、「明るいパーキンソン病患者になりますので、よろしく。」と握手を求めました。あっけにとられた顔をしていましたけれど、つられて手を伸ばしてくれました。

 そして「世の中には自分の力ではどうしようもないことがある」「どうしようもないことは、成るようにしか成らない。」と観念し、パーキンソン病という病に気は煩わせないことにしました。自らの病に気を煩わせる時間を、パーキンソン病や神経難病の完治に向けて自分に出来ることを、今しておきたいと思いました。

 そこで出あったのが今回邦訳を掲載いただいたホームページでした。今、このホームページは有志で協働運営管理をしています。今後とも患者、家族、医療担当者、薬品関係者、介護福祉関係者が、共に集い、より良い医療と生活方法等の得られる情報交流広場としていきたいと思います。

 そしてなによりも、いつ誰が罹患することになるかも知れないこの難病への人々の理解を得るために、発信し続けていきたいと思います。ご理解を得まして、記事の掲載を御承諾いただけましたことへの御礼を申し上げます。ありがとうございました。(s)