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レボドパ


 薬のことを調べていたら、レボドパを飲んでいる人にパニックアタックが見られる場合があるとか。(と)


 お薬の専門的なことはよく分からないけれど、脳内の化学物質が私たちの精神状態を左右しているのは明らからしいので、その状態に応じて精神状態が変化するのだと思う。お薬を短期間に変更したりするのも、逆に長くのみ続けるのも問題が起こりそう。性格のせいだけでなく薬のせいで、人からそういう人だと思われて誤解されるのは、私としては納得がいかない。(a)


 私の今回の件が、何かの役に立てばいいと思います。 自分がおかしいと思ったら医者に相談してください。資料を読んでいたら、セレギリンを飲む場合は、できる限りレボドパ剤を減らすよう、さらにセレギリンは精神の混乱をきたす場合があるとも。私はレボドパとセレギリンとロッピニロールを飲んでひどい混乱状態になった。ましてやこの二つの薬を同時に飲むなとも書いてあった。副作用の影響は止めても2週間続くって書いてあります。

 セレギリンは敏感なひとが飲むと攻撃的になることがあるらしいです。アメリカのヤフーでセレギリンと副作用を検索したら、すごい量の資料が出てきます。お医者さんは何も言わなかったです。パーキンソン病の治療薬の中には寝床で足がピクピク動く症状というのもあるらしいです。それに、夢が本当のようななまなましさだったり。

 レボドパの量の調整が非常に重要らしいです。私は自分のせいだと思って悲しくなっていたけど、Pubmedというお医者さんの論文が出ているサイトで調べたら、副作用のことが100本近く書いてありました。

 ちなみに薬局でもらったマドパー(レボドパ)の紙には、「精神的な症状はパーキンソン病の患者でレボドパで治療している人でもよく見られる。その症状は超ハイになったり、攻撃的になったり、見えないはずのものが見えたり、不安感、うつ」と書いてある。そして「抗うつ剤、他のパーキンソン病治療薬と一緒に飲む場合は、かならず医師の監視のもと、徐々に調整しながら」と書いてあります。

 こんな大事なことを知らないで飲んで、おかしくなって、お医者さんも患者さんの訴えを聞くまで分からないことは多いのでしょう。NPFのサイトでドクターが、ドーパミンアゴニストの眠気は、普通の眠気と書いてましたが、私は車を運転して突然眠気に襲われ事故を起こしかけた人の書き込みを、そのNPFのサイトで何個か読んだし、私の友人はロッピニロールを飲み始めて、いきなり家の中で意識が朦朧としてバッターンと倒れた(たちくらみかな)とも聞いています。

 高齢者のパーキンソン病の方が、薬で精神症状が出ているのに、周りは気がつかないで、そのままにしていたら、ディメンシア(アルツハイマー)になる可能性があるとも書いています。周りが気のせいと言って薬を飲むように言っても、自分がおかしいと思ったら、早めにお医者さんに相談することが大事です。周りの人は自分の内面がわかるわけではないので。

 ロシュのサイトでお医者さんが答えてくれるようですから、心配なことがあったら聞いてみた方がいいです。(a)


 セレギリンとレボドパの適切な量を決めるのは難しそうですね。セレギリンは一日の量が10mgまでということです。セレギリンは10mgまでだと、選択的モノアミン酸化酵素B阻害剤(selective MAO‐B inhibitor)ですが、10mgを越えてしまうと非選択的モノアミン酸化酵素阻害剤(nonselective MAO inhibitor)になり、モノアミン酸化酵素AもBも両方阻害してしまうようです。

 モノアミン酸化酵素Aが阻害されるとどのような影響がでるのでしょうか? おわかりになる方教えてください。

 日本ではまだ承認されていませんが エンタカポン(コムタン)の服用の際の注意には、一緒に飲んではいけない薬として、この非選択的モノアミン酸化酵素阻害剤と10mgを超えるセレギリンと明記されています。 レボドパの量を減らす方法として、イギリスにはマドパーにも、シネメット(日本名‐メネシット)と同じようにCRタイプ(薬の効き目が長時間持続するもの)が有るはずだと思いますので、これをうまく組み合わせる事はできないのでしょうか。

 ただし 薬価は多少高くなるみたいです。昨年、英国パーキンソン病協会から送ってもらった小冊子で“Parkinson’s Disease: Doctors as Patients”−パーキンソン病になった医師11人の体験談をまとめたものの中で、マドパーCRを服用している人の話が載っていました。やはりセレギリンをのみながら、レボドパ、シネメットの量を減らしていく過程で利用していました。日本ではメネシットのCRタイプは承認されていません。(k)


 セレギリンは10mgを越えるとモノアミン酸化酵素(MAO)−Bだけではなく、MAO−Aも阻害するようになり、非選択的MAO阻害薬となってしまいます。非選択的MAO阻害薬とチラミンまたはモノアミンをたくさん含む食品を同時に摂取すると高血圧発作を生じることがあります。これはチーズ効果といわれています。このチーズ効果の発現にはチラミン10mg以上の摂取が必要といわれています。

 チラミン高含有食品には以下のものがあります。チーズ、レバー、にしん、そら豆、バナナ、缶詰のいちじく、赤ワイン、ビール等。セレギリン10mg以下なら一応安全と考えられていますが、上にあげた食品の極端に多量の摂取には注意したほうがよいと思います。

 日本では非選択的MAO阻害薬は発売が中止されており使用できないことになっています。日本ではまだ承認されていませんが、エンタカポン(コムタン)の服用の際の注意には、一緒に飲んではいけない薬として、この非選択的モノアミン酸化酵素阻害剤と10mgを超えるセレギリンと明記されています。トルカポン、エンタカポンなどのカテコールーO−メチル基転移酵素(COMT)阻害薬とセレギリンを一緒にのんではいけないというのは、どうしてでしょうか?(よ)


 詳しく有難うございます。くすりや食べ物の作用は複雑で面白いですね。Yさんご自身はセレギリンをのむ朝と昼時の食事とセレギリンを飲まない夕食とでは何か食品で気をつけていることは有るのですか?
 ここに書き込みをしておくと、セレギリンを使っている方の参考になるのではないでしょうか。(K)


 セレギリンと食事が関係してくるのは、セレギリンの1日量が10mgを越えたときだけなので、特にセレギリンのために食品に気をつけていることはありません。ただ、レボドパとアミノ酸が拮抗するので、朝と昼はできるだけタンパク質を少なく、夕食でタンパク質をとるようにしています。

 また、食事の量があまり多いと、次にレボドパを飲むときにまだ空腹状態になっていなくて、レボドパの効きが悪くなることがあるので、朝と昼は比較的少な目に食べるようにしています。

 でも、時に友達とフランス料理などを食べに行ったりすると、つい残すのももったいなくて(?)おなかがいっぱいになるまで食べてしまい、”後悔先に立たず”ということも・・・

 理性だけで食欲をコントロールするのもなかなか難しいものです。というわけでおなか一杯になるまで食べたいときは、夜最後のクスリをちょっと早めに飲んでから、「さあ〜、食べるぞ〜」と焼き肉を食べに行ったりします。そのあとにっこり幸せな気分に・・・こんな小さなことで幸せになれるんだから単純な人間なのです、私は。

 レボドパの効きを良くするため、グレープフルーツジュースでクスリをのんだり、酢の物をよくたべるようにしたりしています。ただこのグレープフルーツジュースでクスリを飲むというのは、これを勧めている先生もいらっしゃいますが、急速にレボドパの血中濃度が上がるので良くないと言う先生もいらっしゃいます。私もこの点について多少気にはしているのですが、なにしろレボドパを早く良く効かせたいと言う気持ちがいつもあるので・・・・(よ)


 トルカポンに関してはわかりませんが エンタカポンに関してはセレギリンが10mgを超えない限り、つまりセレギリンが選択的MAO-B阻害剤であるかぎり、一緒に飲んでもかまいません。10mgをこえて非選択的MAO阻害剤になると問題になってくるということです。(と)