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P病患者介護犬


 米国ナショナル・パーキンソン財団が送ってくれたパーキンソン・レポート2000年秋号に介護犬の話が紹介されていました。

 パーキンソン病の患者さんの自立を支援するため、特別に訓練された大型の介護犬です。歩行時は脇に連れ添って歩行のペースやバランスを保てるように、転倒の際は立ち上がる手助けをするよう訓練されているとのこと。突然フリーズして動けなくなっても「足を触って」と命令して、このワンちゃんにちょんちょんと触れてもらうと再び歩きだすことができるようになり、転倒防止にも役立つようです。よく訓練された犬を使えば75〜80%転倒を防げると報告しています。

 又、心理的にもよい影響があり、外へ出る事、公共の場に出る事へのためらいやストレスを減らし、鬱状態も防げるとのことです。昨年カナダのメル友が送ってくれたパーキンソン・ポストの切抜きにも、カナダで初めてパーキンソン患者さんとして介護犬パックスを使い始めたピアソンさんの話が載っていました。

 製薬会社のスミスクライン・ビーチャムがスポンサーをしていて、介護犬の費用1万2千米ドルはスミスクラインの全額負担。こちらのワンちゃんは、ご主人様が突然止まってしまったときは、フリーズしたものと判断して足先をたたき続けるそう。お店のショーウィンドウを覗いていても、「止まれ」と指示を出さないでいると、ひたすらご主人様の足をたたき続けるとか。
 なんかとてもいじらしいですね!(k)