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COMT阻害薬


 (トルカポン、エンタカポン---いずれも日本では発売になっていない)
COMT阻害剤のEntacapone(英国等ヨーロッパではcomtesse, その他の国ではcomtanの製品名)が、国内の抗パーキンソン薬の開発状況の表に含まれていないのでメールを 出して問い合わせています。

 私が5月の連休明けに日本のノヴァルティス・ファーマに電話で問い合わせた時は第1相治験は問題なく終わり、第2相治験をしてもらう病院を検討中。水野先生の所はもちろん含まれていますが、他はまだよく分からないとの返事でした。たぶんもう第2相治験には入っていると思うのですが。

 Comtanはアメリカでは2000年の初めから、ヨーロッパはそれ以前から使われ始め、まだはっきりした評価は分からないのですが・・・。良いという人もいれば、レボドパの副作用まで強まって身体に合わないという人もいるようです。

 同じCOMT阻害剤のトルカポン(Torcaone-Tasmar)は肝臓障害による死亡が3件(海外で6万の患者さんがこの薬で治療を受けた中での3件。2万人に1人ということです 。)出ているので、米国では1〜2週おきに肝臓の検査を受けながら、他の薬だけではどうしてもダメな人だけが服用しているみたいです。

 その他はトルカポンからcomtanに切り替えているようですが、comtanはより安全な分だけ効き目も弱いという欠点は有ります。 効き目は弱いものの、トルカポンよりもより安全なエンタカポンのほうが先に書類審査等で厚生省の承認を受けられるということはないのでしょうか?
 海外での評価もかたまっていない時点では無理かしら??(k)


 Entacaponeを飲んでいる人の話にはまだ会ったことはありません。もちょっと積極的に人と会うようにしていろいろ情報を交換できるようにしたいです。
 去年の今頃ちょうど日本に帰って、ロッピニロールがないことを知り、パニックになり英国のスミスクラインビーチャムに友人に電話してもらい、日本のスミスクラインビーチャムにも手紙を書いて、残りのクスリの数を数えながら必死でした。

 個人で輸入するにもいろいろな手続きやお医者さんの許可をとらなければならず、私はようやくお願いできるお医者さんを探したものの、書類の書き込みなどで、お医者さんには面倒をかけたようです。たぶん次の書類を書いてもらうのは難しかったと思います。

 また私のようにこれまでそのクスリを飲んでいて、それをただ継続する場合はいいとしても、自分で判断して注文のできるたぐいの薬ではないし、個人輸入は非常に高いですし、やはり日本にあるクスリを飲むのが一番安全と思います。

 去年の時点では製薬会社の方も認可の時期については分からないようでしたが、Entacaponeは安全なようですね。Tasmar(Tolcapone)が出たときは、魔法のクスリと症状の劇的改善を見た人が言っていたのを覚えています。ただ、後で深刻な副作用がKちゃんさんのいうように出てきたようで、その時はみな本当にあわてたようです。(と)